「あぁ、なんでこんな行動してしまったんだろう」
「カッとなってきついことを言ってしまった」
こんな経験が誰しもあるのではないでしょうか。私もこのような経験をして後悔することが少なくないひとりです。そんな私が出会った「理想の自分をつくるセルフトークマネジメント入門 鈴木義幸」について今回は紹介させていただきます。
どんな本か
「理想の自分をつくるセルフトークマネジメント入門 鈴木義幸」は「セルフトーク」という「内なる自分自身との対話」のことを本書では指しています。その「セルフトーク」を起点として普段の感情や行動をどのように行われているかから、そのマネジメントまでが書かれています。
セルフコントロールの指南書のような一冊
セルフトークが感情や行動の起点であると考えると、セルフトークについて理解できればセルフマネジメントにも繋がります。そういった意味ではセルフコントロールの指南書のような一冊かと思います。
感情や行動について、体系的に考えるきっかけをくれる
自身の感情や行動について「体系的」に考えるきっかけとなりました。私自身、感情や行動について振り返ったとき、「なぜその感情になったのか」「なぜそのような行動になってしまったのか」を深掘りすることが苦手でした。深掘りして考える際、自責ではなく他動的要因を考えてしまうことが多いからです。セルフトークについて知ることで、体系的に感情や行動の根幹を見つめ直すことができ、自らの「思考回路の仕組み」について考えやすくなりました。
読もうと思ったきっかけ
最近、「セルフコントロール」について興味が強くなっていたからです。
仕事に対するモチベーションや家庭内での自分の在り方など、「こうありたい」という自分とかけ離れた感情や行動が多くなってきたなと感じていたため、読んでみようと思いました。
感情的な発言や行動で後悔することがある
「ついカッとなってしまって言ってしまったこと」や「焦って招いてしまったミス」でよく後悔していました。少しでもそうしたものを減らせないかと考えていたことが、読むきっかけのひとつになりました。
セルフコントロールやアンガーマネジメントについて興味が強くなってきた
「こんな時にイライラしなくていいのに」「感情的になっても解決しないのに」など、頭でわかっているつもりなのに、表情や感情、行動に現れてしまうことがあり、自分でよくないなと思っていました。
こうした経験からセルフコントロールやアンガーマネジメントについて学べないかと考えていたことが読む一つのきっかけとなりました。
実際に読んでみて
最初は少し読みにくいなと感じました。その理由は「セルフトーク」について今まで意識したことがなく、実体験に照らし合わせるたイメージが湧きにくかったからだと感じています。
しかし読み進める中で、実例やイラストでの体系的な解説もあり、最後まで読むことで全体の理解が深まりました。
感情や行動の根本的な原因について学ぶことができた
「なぜその感情や行動は起こるのか」の一種のメカニズムについて理解できたと感じています。
実際に読み終わってから、セルフトークについて意識することで少なからず感情や行動が変わってきたように思います。
特にカッとなるなど瞬間的な感情に対してはセルフトークを意識することで少しずつですが、改善されつつあるように感じます。
意識することの重要性が分かった
感情や行動の起点となるセルフトークを「意識すること」が何より大切だと思いました。メカニズムや思考回路について体系的に考えられるようになったことで、自分のアクションについて意識することが増えました。
こんな人にオススメ
個人的にはセルフコントロールに興味がある人や自身の感情・行動の根幹から考えてみたい人にとってはオススメかなと思います。
セルフコントロールに興味がある
- 自身の感情や行動についてコントロールするきっかけについて知りたい
- 感情の傾向が激しい(緊張しやすい、カッとなりやすい など)
自身の感情や行動を体系的に考えたい
- 感情や行動を体系的に見直し、改善したい
- 感情や行動のメカニズムや思考回路について知るきっかけが欲しい
まとめ
これまで意識してこなかったセルフトークという概念について知ることができ、自身の感情や行動を振り返りやすくなったと感じています。
セルフコントロールの考え方などは多くあると思いますが、ひとつのメカニズムとして知ることで、感情や行動の起点から振り返りができる点が良いと思いました。機会があればぜひ読んでみてください!
コメント